2013年11月30日
2013年11月28日
2013年11月25日
『竜との舞踏』「陽が西から昇り……」(ネタバレ!!)
ジョージ・R・R・マーティンの『《氷と炎の歌》5 竜との舞踏』全三巻を読み終えたので、今考えていることをちょっとだけ。
* * *
訳者の解説などを読んで、レイゴは生きているのでは? と思い始めました。
レイゴの死産の場面は凄く混乱していて、視点人物の誰も……当のデナーリスすら、出産シーンそのものを見ておらず、レイゴの死体も見ていない。
これだけ「実は生きていた」を連発する小説なんだから、ひょっとして?
「陽が西から昇り、東に沈むときに。海が干あがり、山々が木の葉のごとく烈風に舞うときに。」デナーリス「の子宮がふたたび胎動を感じ、」デナーリス「が命ある子供を産むときに。族長(カール)ドロゴは」デナーリス「のもとへもどってくる――」
まず確実に、いずれこの世界には「陽が西から昇り、東に沈むとき」が来るのだろうと思っています。
この惑星は凄く変な軌道要素を持っていて、この惑星の軌道が大きく変わることで、季節が変わるのではないか。
で、そのとき大変動があるだろうから、「海が干あがり、山々が木の葉のごとく烈風に舞う」ことになる……。
そしてこのとき、「Stallion Who Mounts the World」であるレイゴがデナーリス「の子宮に再び胎動を感じ」させ、その結果として生まれてくるこどもがデナーリス「のもとへもどってくる」ドロゴだったりは……しないかしら?
これで、ドラゴンの三つの頭が揃うんだけどなぁ。
* * *
もっとも、この予測が当たったとしても、それは多分この小説の最後の最後になるだろうから、その前にドラゴンの力を発動させるために、他の乗手が何人か出てくるかもしれない。
で、その候補となると……。
「実は生きていた」エイゴンは、そのお子ちゃまぶりを見るに、ドラゴンではないんじゃないかと思う。
ブランはドラゴンの中に入って「空を飛」ぶことになるようだけど、彼がその物理的な身体をドラゴンの背に乗せることができるかどうかはわからない。
ブランが入ったドラゴンの背にティリオンが乗っているといいなぁと思うのだけど、体内に炎を持つドラゴンの体の熱さを考えると、ドラゴンの血を持たない人間がドラゴンに乗るのは無理かもしれない。
ドラゴンの乗手の候補として考えられるのは、火傷をしたことのない者、熱に強い者だと思うんだけど、そういえば、ティリオンは火傷をしたことはなかった……と思う。
怪我はするけど化膿はしないし、灰鱗病も平気みたいだし……。
ベン・プラムってのも、ちょっとひっかかる。
ターガリエンの血が入っていて、ドラゴンに好かれている……。
もっとも、「ドラゴンの三つの頭」が必ずしも物理的肉体的なドラゴンの乗手を指すとも限らないわけで……。
うーん……、妄想は膨らむけど、さて、どうなりますことやら。
* * *
それにしても、これだけ伏線やら引っかけやら暗喩やらの多い長大な小説を、まだ終わっていない時点で翻訳するのは大変だ。
著者自身にだって、まだ、わかっていないことがたくさんあるだろう。
完結したあとで、改めて全面改稿した翻訳完全版を出してくれたらとっても嬉しいんだけどなぁ……。
* * *
訳者の解説などを読んで、レイゴは生きているのでは? と思い始めました。
レイゴの死産の場面は凄く混乱していて、視点人物の誰も……当のデナーリスすら、出産シーンそのものを見ておらず、レイゴの死体も見ていない。
これだけ「実は生きていた」を連発する小説なんだから、ひょっとして?
「陽が西から昇り、東に沈むときに。海が干あがり、山々が木の葉のごとく烈風に舞うときに。」デナーリス「の子宮がふたたび胎動を感じ、」デナーリス「が命ある子供を産むときに。族長(カール)ドロゴは」デナーリス「のもとへもどってくる――」
まず確実に、いずれこの世界には「陽が西から昇り、東に沈むとき」が来るのだろうと思っています。
この惑星は凄く変な軌道要素を持っていて、この惑星の軌道が大きく変わることで、季節が変わるのではないか。
で、そのとき大変動があるだろうから、「海が干あがり、山々が木の葉のごとく烈風に舞う」ことになる……。
そしてこのとき、「Stallion Who Mounts the World」であるレイゴがデナーリス「の子宮に再び胎動を感じ」させ、その結果として生まれてくるこどもがデナーリス「のもとへもどってくる」ドロゴだったりは……しないかしら?
これで、ドラゴンの三つの頭が揃うんだけどなぁ。
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もっとも、この予測が当たったとしても、それは多分この小説の最後の最後になるだろうから、その前にドラゴンの力を発動させるために、他の乗手が何人か出てくるかもしれない。
で、その候補となると……。
「実は生きていた」エイゴンは、そのお子ちゃまぶりを見るに、ドラゴンではないんじゃないかと思う。
ブランはドラゴンの中に入って「空を飛」ぶことになるようだけど、彼がその物理的な身体をドラゴンの背に乗せることができるかどうかはわからない。
ブランが入ったドラゴンの背にティリオンが乗っているといいなぁと思うのだけど、体内に炎を持つドラゴンの体の熱さを考えると、ドラゴンの血を持たない人間がドラゴンに乗るのは無理かもしれない。
ドラゴンの乗手の候補として考えられるのは、火傷をしたことのない者、熱に強い者だと思うんだけど、そういえば、ティリオンは火傷をしたことはなかった……と思う。
怪我はするけど化膿はしないし、灰鱗病も平気みたいだし……。
ベン・プラムってのも、ちょっとひっかかる。
ターガリエンの血が入っていて、ドラゴンに好かれている……。
もっとも、「ドラゴンの三つの頭」が必ずしも物理的肉体的なドラゴンの乗手を指すとも限らないわけで……。
うーん……、妄想は膨らむけど、さて、どうなりますことやら。
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それにしても、これだけ伏線やら引っかけやら暗喩やらの多い長大な小説を、まだ終わっていない時点で翻訳するのは大変だ。
著者自身にだって、まだ、わかっていないことがたくさんあるだろう。
完結したあとで、改めて全面改稿した翻訳完全版を出してくれたらとっても嬉しいんだけどなぁ……。