2011年07月31日
背斑黄金虫
2011年07月30日
2011年07月29日
2011年07月28日
どうも情緒不安定(>_<)
発覚から手術までの展開が早すぎたので、心のほうが追いついていっていないみたい。
興奮状態が収まってきて、本当にあれでよかったんだろうか的なことばかりに頭がいってしまいます。
手術自体は必要だったと思うし、うまく行ってよかったと思っているのですが、やはり喪失感というか、お腹のあたりが寂しいなみたいな感じがあって、くよくよしています。
頭が散漫になってしまって、考えながらやらなきゃいけないことをやろうとすると判断ミスが多い……。
少し体力が戻ってきたのでいろいろ片付けものなどもしたいのですが、今やると必要なものまで捨ててしまってあとで「しまった!」てなことになりそうで、怖くて手がつけられません。
心が落ち着くまでには少し時間がかかるんだろうなぁ……。
小旅行でもして気分転換したいところですが、まだ、傷口が心配なのと暑すぎるのとでそういうわけにもいかなくて、身動き取れないのも辛いところです。
興奮状態が収まってきて、本当にあれでよかったんだろうか的なことばかりに頭がいってしまいます。
手術自体は必要だったと思うし、うまく行ってよかったと思っているのですが、やはり喪失感というか、お腹のあたりが寂しいなみたいな感じがあって、くよくよしています。
頭が散漫になってしまって、考えながらやらなきゃいけないことをやろうとすると判断ミスが多い……。
少し体力が戻ってきたのでいろいろ片付けものなどもしたいのですが、今やると必要なものまで捨ててしまってあとで「しまった!」てなことになりそうで、怖くて手がつけられません。
心が落ち着くまでには少し時間がかかるんだろうなぁ……。
小旅行でもして気分転換したいところですが、まだ、傷口が心配なのと暑すぎるのとでそういうわけにもいかなくて、身動き取れないのも辛いところです。
2011年07月27日
花蜘蛛
2011年07月26日
2011年07月25日
2011年07月24日
背条天蛾
2011年07月23日
黄揚羽
2011年07月22日
2011年07月21日
2011年07月20日
蠅捕蜘蛛
2011年07月19日
2011年07月18日
2011年07月17日
2011年07月16日
2011年07月15日
2011年07月14日
2011年07月13日
開腹詳細(その10・皆様にお願い)
わたしがネット上にあるいろいろな体験談を参考にさせていただいたように、わたしのこの卵巣嚢腫の手術に関する一連の記述を参考になさるかたもおいでになるかもしれません。
なので、やっぱり書いておかなきゃと思いました。
このブログにあるものは、わたし個人に起こったことをあくまでもわたし個人の主観で、思いが浮かぶままに書き散らしたものでしかありません。
わたしは医学関係者ではありませんから、間違いも多々あることと思います。
わざとぼかして書いたところもあります。
わたしはあくまでも無責任な素人で、突然の事態に吃驚仰天してしまったにわか患者でしかないのです。
だから、このブログの一連の文章を読んでくださったかたにお願いいたします。
くれぐれも、これを、ご自分にとって重大なことをお決めになる根拠になどはなさらないでください。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
なので、やっぱり書いておかなきゃと思いました。
このブログにあるものは、わたし個人に起こったことをあくまでもわたし個人の主観で、思いが浮かぶままに書き散らしたものでしかありません。
わたしは医学関係者ではありませんから、間違いも多々あることと思います。
わざとぼかして書いたところもあります。
わたしはあくまでも無責任な素人で、突然の事態に吃驚仰天してしまったにわか患者でしかないのです。
だから、このブログの一連の文章を読んでくださったかたにお願いいたします。
くれぐれも、これを、ご自分にとって重大なことをお決めになる根拠になどはなさらないでください。
どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
切腹詳細(その9)
手術のことを書くのはもうおしまいにしようと思ったのですが、なんだか、あとからあとから、いろいろ湧いてきてしまいます。
世間的にはそんなに珍しい病気ではないのかもしれませんが、わたしにとっては人生の一大イベントだったので、当分こんな感じかもしれません(^^ゞ
記憶が鮮明なうちにと思いつくまま書き始めてしまったので、読み返してみると、重複した記述や整理し切れていないところがいっぱいです(>_<)
痛みのことをほとんど書いていないことに気がつきました。
お腹の中をこれだけかき回すのだからさぞかし痛いだろうなと思っていたのですが、想像していたほどのものではありませんでした。
それでもしばらくの間は、腹部に鈍く重い痛みが居座って、咳やくしゃみをするともうたいへん、というか、まともに咳やくしゃみをすることはできませんでした。
腹壁……というのでしょうか、皮膚から筋層にかけてを切開したための痛みが強かったように思います。
内部的……というか、内臓のほうは、腸の中をガスが動くときに痛かったくらいで、あとはそれほど感じませんでした。
人工呼吸器を入れたため、喉がカスカスになって、手術をした日の夜はほとんど声を出すことができず、看護師さんにいろいろお願いするのがたいへんでした。
もっともこれは、次の日に起き上がってからうがいをして喉を潤したら、すぐによくなりました。
ちょっと咳払いができさえすればどうということはなかったのではないかと思うのですが、特に手術してすぐは、咳払いはとうてい無理でした。
発熱は手術の次の日に37度8分になったのが最高で、退院まで、37度前後より下がることはありませんでした。
――手術した夜がどうだったかは覚えていません(^^ゞ
熱っぽくて苦しいということはなかったので、あまり気にならなかったし、先生も大丈夫とおっしゃっていました。
手術のあとで多少の熱が出るのは普通のことみたいですネ。
今回、病院探しや病気のこと、手術がどのようなものになるのかなどを調べるのに、ネットが大きな助けになりました。
特に、具体的な手術の体験談は、とても参考になりました。
体験談をネットにあげてくださっている皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
世間的にはそんなに珍しい病気ではないのかもしれませんが、わたしにとっては人生の一大イベントだったので、当分こんな感じかもしれません(^^ゞ
記憶が鮮明なうちにと思いつくまま書き始めてしまったので、読み返してみると、重複した記述や整理し切れていないところがいっぱいです(>_<)
* * *
痛みのことをほとんど書いていないことに気がつきました。
お腹の中をこれだけかき回すのだからさぞかし痛いだろうなと思っていたのですが、想像していたほどのものではありませんでした。
それでもしばらくの間は、腹部に鈍く重い痛みが居座って、咳やくしゃみをするともうたいへん、というか、まともに咳やくしゃみをすることはできませんでした。
腹壁……というのでしょうか、皮膚から筋層にかけてを切開したための痛みが強かったように思います。
内部的……というか、内臓のほうは、腸の中をガスが動くときに痛かったくらいで、あとはそれほど感じませんでした。
* * *
人工呼吸器を入れたため、喉がカスカスになって、手術をした日の夜はほとんど声を出すことができず、看護師さんにいろいろお願いするのがたいへんでした。
もっともこれは、次の日に起き上がってからうがいをして喉を潤したら、すぐによくなりました。
ちょっと咳払いができさえすればどうということはなかったのではないかと思うのですが、特に手術してすぐは、咳払いはとうてい無理でした。
* * *
発熱は手術の次の日に37度8分になったのが最高で、退院まで、37度前後より下がることはありませんでした。
――手術した夜がどうだったかは覚えていません(^^ゞ
熱っぽくて苦しいということはなかったので、あまり気にならなかったし、先生も大丈夫とおっしゃっていました。
手術のあとで多少の熱が出るのは普通のことみたいですネ。
* * *
今回、病院探しや病気のこと、手術がどのようなものになるのかなどを調べるのに、ネットが大きな助けになりました。
特に、具体的な手術の体験談は、とても参考になりました。
体験談をネットにあげてくださっている皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
2011年07月12日
大和小灰蝶
開腹詳細(その8)
手術のあと、お腹の形がスマート(?)になりました。
わたしは昔から太め体型だったため、自分のお腹は丸くてぽっこりしているのが当たり前だと思っていたので、普通の人と同じようにお腹が平たくなって、筋肉の境目がはっきり見えるようになったのには驚いてしまいました。
なんだか美容整形したみたいです。
傷がもっと治ったら、腹筋運動してみようかな(^^)
手術後よくなったのは、お腹の形のほか、頻尿、腰痛、腹部の膨満感、下腹部痛……といったところ。
手術前は、こうしたことが病んでいるためだなんて考えてもいませんでしたが、わたしって本当に病気だったんですねぇ……(^^ゞ
今から考えると卵巣嚢腫の症状のオンパレードです。
ちなみに今回の卵巣嚢腫発覚のきっかけは不正出血でしたが、これももちろんなくなりました。
体力はまだ万全とはいえませんが、退院直後のように、少し動くともうへろへろという状態ではなくなりました。
力仕事はまだ加減しながらおそるおそるといったところです。
くしゃみや咳は普通にできるようになりました(^^)v
このまま順調に快復していってくれるといいのですが、まだ、半信半疑です。
それでも今はさっぱりすっきりという感じ。
これからは余分なものに煩わされることなく、人生を楽しめるといいなと思っています。
そして、この病院で手術を受けてよかったという思いでいっぱいです。
今回の手術に関わってくださった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
わたしは昔から太め体型だったため、自分のお腹は丸くてぽっこりしているのが当たり前だと思っていたので、普通の人と同じようにお腹が平たくなって、筋肉の境目がはっきり見えるようになったのには驚いてしまいました。
なんだか美容整形したみたいです。
傷がもっと治ったら、腹筋運動してみようかな(^^)
* * *
手術後よくなったのは、お腹の形のほか、頻尿、腰痛、腹部の膨満感、下腹部痛……といったところ。
手術前は、こうしたことが病んでいるためだなんて考えてもいませんでしたが、わたしって本当に病気だったんですねぇ……(^^ゞ
今から考えると卵巣嚢腫の症状のオンパレードです。
ちなみに今回の卵巣嚢腫発覚のきっかけは不正出血でしたが、これももちろんなくなりました。
* * *
体力はまだ万全とはいえませんが、退院直後のように、少し動くともうへろへろという状態ではなくなりました。
力仕事はまだ加減しながらおそるおそるといったところです。
くしゃみや咳は普通にできるようになりました(^^)v
* * *
このまま順調に快復していってくれるといいのですが、まだ、半信半疑です。
それでも今はさっぱりすっきりという感じ。
これからは余分なものに煩わされることなく、人生を楽しめるといいなと思っています。
そして、この病院で手術を受けてよかったという思いでいっぱいです。
今回の手術に関わってくださった皆様、本当にありがとうございましたm(__)m
2011年07月11日
開腹詳細(その7)
ネットで調べてみると、わたしの卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)は、年齢的にも大きさ的にも悪性化のリスクの高いものだったようで、良性の診断を得ることができてラッキーだったと思っています。
もっとも、病院の見立てでは手術前から悪性の可能性は低いと踏んでいたようで、卵巣癌に関して定評のある病院であるにもかかわらず(だからこそ?)、外来で診てくださった先生からその可能性が示唆されることはほとんどありませんでした。
執刀してくださった先生からは、手術前に、可能性は薄いのですがというニュアンスで一応の説明はいただいたのですが、手術のあと、たぶん悪性ではないと思うと、ご自分の見解をおっしゃってくださいました。
腫瘍マーカーの CA-19-9 も CA-125 も高値ではなかったし、たくさんの症例を見ておいでのお医者様には、だいたいの見当がついたのでしょう。
なので、私が勝手に心配していただけという気がしなくもないのですが、ぬか喜びをして青天の霹靂になってしまったらわたしの心は持たないぞと、心して病理検査の結果を待ちました。
それにしても、閉経してから身体も心もとっても楽になって快適に過ごしていたので、今になって、婦人科にかかることになるなんて考えてもいませんでした。
まぁ、今だったから、全部取ってしまうことに抵抗を感じることもなかったわけで、後顧の憂いをなくすという意味でも、よかったのかもしれません。
腹部に充満する異物の写った MRI の画像を見た瞬間、先生のお話をお聞きするまでもなく、これはもうなんとかするしかないなぁと思ってしまったわたしは、もう機能していないものだからいらないやと、わりと簡単に考えてしまったのでした。
――もっとも、この病院でこのままやってしまってよいのだろうかといった覚悟が定まるまでには、まだまだ紆余曲折があったわけですが(^^ゞ
ヘタに残して、経過観察のあげくにまた手術なんていう事態を避けたいという思いもありました。
あと、これは自分で勝手に思ったことなのですが、全部取ってしまったほうが内部の傷も少なくてすむだろうし、手術も簡単なんじゃないのかなぁとも考えました。
もっとも、病院の見立てでは手術前から悪性の可能性は低いと踏んでいたようで、卵巣癌に関して定評のある病院であるにもかかわらず(だからこそ?)、外来で診てくださった先生からその可能性が示唆されることはほとんどありませんでした。
執刀してくださった先生からは、手術前に、可能性は薄いのですがというニュアンスで一応の説明はいただいたのですが、手術のあと、たぶん悪性ではないと思うと、ご自分の見解をおっしゃってくださいました。
腫瘍マーカーの CA-19-9 も CA-125 も高値ではなかったし、たくさんの症例を見ておいでのお医者様には、だいたいの見当がついたのでしょう。
なので、私が勝手に心配していただけという気がしなくもないのですが、ぬか喜びをして青天の霹靂になってしまったらわたしの心は持たないぞと、心して病理検査の結果を待ちました。
* * *
それにしても、閉経してから身体も心もとっても楽になって快適に過ごしていたので、今になって、婦人科にかかることになるなんて考えてもいませんでした。
まぁ、今だったから、全部取ってしまうことに抵抗を感じることもなかったわけで、後顧の憂いをなくすという意味でも、よかったのかもしれません。
腹部に充満する異物の写った MRI の画像を見た瞬間、先生のお話をお聞きするまでもなく、これはもうなんとかするしかないなぁと思ってしまったわたしは、もう機能していないものだからいらないやと、わりと簡単に考えてしまったのでした。
――もっとも、この病院でこのままやってしまってよいのだろうかといった覚悟が定まるまでには、まだまだ紆余曲折があったわけですが(^^ゞ
ヘタに残して、経過観察のあげくにまた手術なんていう事態を避けたいという思いもありました。
あと、これは自分で勝手に思ったことなのですが、全部取ってしまったほうが内部の傷も少なくてすむだろうし、手術も簡単なんじゃないのかなぁとも考えました。
2011年07月10日
開腹詳細(その6)
事前に健康保険の「限度額適用認定証」を取ったため、医療行為自体にかかった金額は、決して少ないというわけではありませんが、まあそこそこといったところでした。
それとは別に、差額ベッド代がかかりました。
わたしの性格や生活習慣から考えて、大部屋入院はとうてい無理なので、贅沢をして個室入院にしたのです。
旅館やホテルの宿泊代とは違って自分の生命の問題ですから、選択の余地がありません。
金額的には痛かったのですが、充分にその価値はあったと思っています。
個室を選んだことで、塵一つなく清潔に整えられた一部屋と洗浄機付きのきれいなトイレを、誰にも気兼ねすることなく占有できて、たいへん気持ちよく過ごすことができました。
手術以外のほとんどすべての処置は病室内で行われたのですが、そういうときも同室の人たちのことを気にする必要がなく、また、先生や看護師さんたちに思ったままを口にすることができたのもよかったと思っています。
入院のための寝間着類など、衣料品や生活用品などにかかった費用は馬鹿にできない金額になりました。
腹部に負担のかからないものをと考えると、ボトム類は、いつも家で使っているものより一回り大きなものを揃える必要があったうえ、気候の変わり目だったため、冬用の準備をするべきか夏用の準備をするべきかがわからず、また、あまり考えている時間も余力もなかったため、余分なものを買いすぎてしまったのでした(^^ゞ
腹帯や浴衣など、病院指定で整える必要があるものもありました。
それとは別に、差額ベッド代がかかりました。
わたしの性格や生活習慣から考えて、大部屋入院はとうてい無理なので、贅沢をして個室入院にしたのです。
旅館やホテルの宿泊代とは違って自分の生命の問題ですから、選択の余地がありません。
金額的には痛かったのですが、充分にその価値はあったと思っています。
個室を選んだことで、塵一つなく清潔に整えられた一部屋と洗浄機付きのきれいなトイレを、誰にも気兼ねすることなく占有できて、たいへん気持ちよく過ごすことができました。
手術以外のほとんどすべての処置は病室内で行われたのですが、そういうときも同室の人たちのことを気にする必要がなく、また、先生や看護師さんたちに思ったままを口にすることができたのもよかったと思っています。
入院のための寝間着類など、衣料品や生活用品などにかかった費用は馬鹿にできない金額になりました。
腹部に負担のかからないものをと考えると、ボトム類は、いつも家で使っているものより一回り大きなものを揃える必要があったうえ、気候の変わり目だったため、冬用の準備をするべきか夏用の準備をするべきかがわからず、また、あまり考えている時間も余力もなかったため、余分なものを買いすぎてしまったのでした(^^ゞ
腹帯や浴衣など、病院指定で整える必要があるものもありました。
2011年07月09日
開腹詳細(その5)
手術はほぼ予定通りの時間で終わったので、癒着などはなくてスルッと取れたのかな? と思ったのですが、あとで先生にお聞きしたら、腸への癒着があったそうです。
こういうケースでは癒着があるのが普通で、手術のためにまた癒着が起きてしまうのも普通なのだとか。
なので、内部の傷を動かすことで傷口がくっついてしまうのを防ぐため、できるだけ歩くようにということでした。
手術をした日の夜は、眠っているんだか眠っていないんだかわからないまま、とにかく今を切り抜けなくちゃと、無我夢中で一晩を過ごしました。
これは予想通りというか、こんな晩に眠れるなんて考えるほうが無理というもので、次の日以降に、眠れるようになったら眠ればいいやと、それで困ったななどとは思いませんでした。
この夜、自力で寝返りを打てずに苦しかったのは、痛みのせいというより、足につけた塞栓症予防のマッサージ器が重く、また、ちょっと動くと外れてしまうためだったようです。
歩行開始と同時にマッサージ器を外してからは、自分で体位を変えることができるようになって、とても楽になりました。
手術の次の日にはもう飲食が再開されたのですが、このとき飢渇感はまったくなく、吐き気もあって、水も流動食も、ほとんど喉を通りませんでした。
もっとも、その次の日からはほぼ完食で、食事時間が待ち遠しいくらいになりました。
歩行開始は思っていたほどたいへんではなくて、ひどい痛みや目眩などもなく、別にどうってことなく普通に起きて、身体をかがめることもなく普通に歩けました。
導尿の管を抜くときも、痛みはありませんでした。
導尿に強い忌避感を感じるかたがたくさんおいでのようですが、手術前の頻尿がひどくて、自分で動けないときにトイレに行きたくなったら困るなぁというのが強迫観念みたいになっていたわたしには、導尿の管はむしろ心強い味方みたいに思えました。
だから、外すときは、本当に外しちゃって大丈夫? と、ちょっと不安になりました。
でも、その後のトイレはまったく問題なくできたので、すぐにそんなことは忘れてしまいましたけどネ(^^ゞ
これまで、病院などで点滴のスタンドを押しながら歩いている人を見て、痛そうだなぁと思っていたのですが、実際にやってみると、針(普通の注射針より太い)を刺すときはさすがに痛かったのですが、針を腕に固定してしまってからは、痛みを感じることはありませんでした。
針がずれてしまって刺し直しということもなかったし……、針を入れてくださった先生がお上手だったのかな?
もちろん、一発できれいに入りました。
とはいえ、点滴が外されたときの開放感は格別でした。
こういうケースでは癒着があるのが普通で、手術のためにまた癒着が起きてしまうのも普通なのだとか。
なので、内部の傷を動かすことで傷口がくっついてしまうのを防ぐため、できるだけ歩くようにということでした。
* * *
手術をした日の夜は、眠っているんだか眠っていないんだかわからないまま、とにかく今を切り抜けなくちゃと、無我夢中で一晩を過ごしました。
これは予想通りというか、こんな晩に眠れるなんて考えるほうが無理というもので、次の日以降に、眠れるようになったら眠ればいいやと、それで困ったななどとは思いませんでした。
この夜、自力で寝返りを打てずに苦しかったのは、痛みのせいというより、足につけた塞栓症予防のマッサージ器が重く、また、ちょっと動くと外れてしまうためだったようです。
歩行開始と同時にマッサージ器を外してからは、自分で体位を変えることができるようになって、とても楽になりました。
* * *
手術の次の日にはもう飲食が再開されたのですが、このとき飢渇感はまったくなく、吐き気もあって、水も流動食も、ほとんど喉を通りませんでした。
もっとも、その次の日からはほぼ完食で、食事時間が待ち遠しいくらいになりました。
歩行開始は思っていたほどたいへんではなくて、ひどい痛みや目眩などもなく、別にどうってことなく普通に起きて、身体をかがめることもなく普通に歩けました。
導尿の管を抜くときも、痛みはありませんでした。
導尿に強い忌避感を感じるかたがたくさんおいでのようですが、手術前の頻尿がひどくて、自分で動けないときにトイレに行きたくなったら困るなぁというのが強迫観念みたいになっていたわたしには、導尿の管はむしろ心強い味方みたいに思えました。
だから、外すときは、本当に外しちゃって大丈夫? と、ちょっと不安になりました。
でも、その後のトイレはまったく問題なくできたので、すぐにそんなことは忘れてしまいましたけどネ(^^ゞ
* * *
これまで、病院などで点滴のスタンドを押しながら歩いている人を見て、痛そうだなぁと思っていたのですが、実際にやってみると、針(普通の注射針より太い)を刺すときはさすがに痛かったのですが、針を腕に固定してしまってからは、痛みを感じることはありませんでした。
針がずれてしまって刺し直しということもなかったし……、針を入れてくださった先生がお上手だったのかな?
もちろん、一発できれいに入りました。
とはいえ、点滴が外されたときの開放感は格別でした。
2011年07月08日
開腹詳細(その4)
経緯はこんな感じ。
記憶違いもあると思います。
1日目
かかりつけ医の紹介状持参で初診受付へ。
エコー検査と採血。
7日目
MRI 検査。
10日目
MRI 検査結果を聞く。
手術日決定。
17日目
採血、採尿、心電図検査、胸部レントゲン。
入院や手術のために揃えるものなどの説明。
血液検査の結果説明他。
24日目
呼吸機能検査。
麻酔医による説明。
初めて執刀医の先生とお会いして、病状および手術の詳しい説明を受ける。
28日目
13時入院、剃毛、シャワー。
下剤服用。
21時より飲食禁止。
29日目(手術日)
9時より点滴開始。
手術着に着替えさせてもらい、肺塞栓症予防ストッキングをはかせてもらって、12時頃、歩いて手術室へ。
自分で手術台に上る。
血圧計、心電図、酸素量測定器などをつけ、手足を固定。
口と鼻に軽くマスクをあてられ深呼吸するうちに意識をなくす。
その後の記憶はなし。
腹式単純子宮全摘術及び両側付属器切除術。
術後の記憶は、ストレッチャーから病室のベッドへ移されるときから。――15時半〜16時頃かな? 時計を見ることができなかったのでよくわからない。
胸には継続皮下注射の針、足には肺塞栓症予防のためのマッサージ器。
自分で体位を変えることができず、看護師さんに何度も体位の変換をお願いする。
アイスノンの交換も。
30日目
朝、採血。
午前中の早い時間に、看護師さんに手伝ってもらいながら起き上がって歩行開始。
導尿の管を抜き、マッサージ器を外す。
午前中には水を飲むことを許され、夕食には流動食が出る。
時々、点滴に痛み止めを入れてもらう。
31日目
朝食は流動食、昼食、夕食は三分粥。
夕方、点滴終了。
点滴の針が抜かれたため、その後の痛み止めはロキソニンを服用。
32日目
朝食、昼食は五分粥、夕食は全粥。
ガスが出る。
継続皮下注射の針を抜く。
33日目
朝食は全粥、昼食から普通食。
お通じあり。
シャワーを浴びることができるようになる。
採血、腹部エコー検査。
36日目
退院。
50日目
確定診断。
卵巣子宮内膜嚢胞(所謂チョコレート嚢胞)及び子宮筋腫。
悪性所見なし。
腹部エコー検査。
入浴ができるようになる。
この日の夕食時、手術後初めてのアルコールを嗜んだ。
記憶違いもあると思います。
1日目
かかりつけ医の紹介状持参で初診受付へ。
エコー検査と採血。
7日目
MRI 検査。
10日目
MRI 検査結果を聞く。
手術日決定。
17日目
採血、採尿、心電図検査、胸部レントゲン。
入院や手術のために揃えるものなどの説明。
血液検査の結果説明他。
24日目
呼吸機能検査。
麻酔医による説明。
初めて執刀医の先生とお会いして、病状および手術の詳しい説明を受ける。
28日目
13時入院、剃毛、シャワー。
下剤服用。
21時より飲食禁止。
29日目(手術日)
9時より点滴開始。
手術着に着替えさせてもらい、肺塞栓症予防ストッキングをはかせてもらって、12時頃、歩いて手術室へ。
自分で手術台に上る。
血圧計、心電図、酸素量測定器などをつけ、手足を固定。
口と鼻に軽くマスクをあてられ深呼吸するうちに意識をなくす。
その後の記憶はなし。
腹式単純子宮全摘術及び両側付属器切除術。
術後の記憶は、ストレッチャーから病室のベッドへ移されるときから。――15時半〜16時頃かな? 時計を見ることができなかったのでよくわからない。
胸には継続皮下注射の針、足には肺塞栓症予防のためのマッサージ器。
自分で体位を変えることができず、看護師さんに何度も体位の変換をお願いする。
アイスノンの交換も。
30日目
朝、採血。
午前中の早い時間に、看護師さんに手伝ってもらいながら起き上がって歩行開始。
導尿の管を抜き、マッサージ器を外す。
午前中には水を飲むことを許され、夕食には流動食が出る。
時々、点滴に痛み止めを入れてもらう。
31日目
朝食は流動食、昼食、夕食は三分粥。
夕方、点滴終了。
点滴の針が抜かれたため、その後の痛み止めはロキソニンを服用。
32日目
朝食、昼食は五分粥、夕食は全粥。
ガスが出る。
継続皮下注射の針を抜く。
33日目
朝食は全粥、昼食から普通食。
お通じあり。
シャワーを浴びることができるようになる。
採血、腹部エコー検査。
36日目
退院。
50日目
確定診断。
卵巣子宮内膜嚢胞(所謂チョコレート嚢胞)及び子宮筋腫。
悪性所見なし。
腹部エコー検査。
入浴ができるようになる。
この日の夕食時、手術後初めてのアルコールを嗜んだ。
2011年07月07日
姫花蜂の仲間?
切腹詳細(その3)
今回の手術で、考えていたのと違っていたのは、まず、手術前の浣腸がなかったこと。
前日に穏やかな下剤を飲んで、手術の朝にちゃんと出たので、それでおしまい。
もう一つは、ガスが出る前に、食事が始まったこと。
手術をしたら、まずガスが出るのを待って水を飲んだり食事をしたりが出来るようになるのだろうと思っていたのですが、実際は、まだガスが出る前の、手術の次の日の早い時間にもう水を飲むことが出来るようになり、夜には流動食が出ました。
ガスが出たのはその翌々日のことでした。
確かにお腹の中に何もなければ腸も動かないし、ガスも出ませんよネ。
手術後に腸が動かないで腸閉塞になるのが一番怖いとお医者様はおっしゃって、看護師さんは、毎日何度も聴診器を当ててお腹の動きを確かめておいでになりました。
抜糸がなかったのも、思っていたのと違っていました。
抜糸とかホチキスの針を抜いたりとかがあるんだろうなと思っていたのですが、溶ける糸で中から縫って下さったそうで、傷の長さは縦に15センチ以上もあるのですが、醜く盛り上がったりしないで、結構綺麗な傷跡になっています。
時間がたつに従って、だんだん薄くなって、目立たなくなっていくんじゃないのかな?
普通食になる前の食事のおいしさには感激しました。
しっかり出汁を取った薄味で、丁寧に作られていてどれもとてもおいしく、吐き気があって身体が受け付けなかった最初の流動食以外は、完食でした。
普通食になってからは、それほどではないものもありましたが、全般に、思っていたよりずっとおいしくて、ほとんど残すことなく食べてしまいました。
前日に穏やかな下剤を飲んで、手術の朝にちゃんと出たので、それでおしまい。
もう一つは、ガスが出る前に、食事が始まったこと。
手術をしたら、まずガスが出るのを待って水を飲んだり食事をしたりが出来るようになるのだろうと思っていたのですが、実際は、まだガスが出る前の、手術の次の日の早い時間にもう水を飲むことが出来るようになり、夜には流動食が出ました。
ガスが出たのはその翌々日のことでした。
確かにお腹の中に何もなければ腸も動かないし、ガスも出ませんよネ。
手術後に腸が動かないで腸閉塞になるのが一番怖いとお医者様はおっしゃって、看護師さんは、毎日何度も聴診器を当ててお腹の動きを確かめておいでになりました。
抜糸がなかったのも、思っていたのと違っていました。
抜糸とかホチキスの針を抜いたりとかがあるんだろうなと思っていたのですが、溶ける糸で中から縫って下さったそうで、傷の長さは縦に15センチ以上もあるのですが、醜く盛り上がったりしないで、結構綺麗な傷跡になっています。
時間がたつに従って、だんだん薄くなって、目立たなくなっていくんじゃないのかな?
* * *
普通食になる前の食事のおいしさには感激しました。
しっかり出汁を取った薄味で、丁寧に作られていてどれもとてもおいしく、吐き気があって身体が受け付けなかった最初の流動食以外は、完食でした。
普通食になってからは、それほどではないものもありましたが、全般に、思っていたよりずっとおいしくて、ほとんど残すことなく食べてしまいました。
2011年07月06日
開腹詳細(その2)
手術自体は全身麻酔で、その間の記憶がまったくないため、痛くも痒くもなかったのですが、手術後の痛みへの対処として、硬膜外麻酔ではなく、継続皮下注射による痛み止めをお願いしたため、お医者様に言われていたとおり、手術直後は七転八倒……できればまだいいのですが、自分では体位を変えることも出来なくて、なかなかたいへんなものがありました。
苦しくて、寝返りやアイスノンの取り替えなどを一晩に何度も何度もお願いしたのですが、看護師さんたちはその都度、迅速に親切に対応して下さって、とてもありがたかったと思っています。
硬膜外麻酔による事故はまず起こらないということだったのですが、数年前に受けた親知らずの抜歯で、滅多に起こらないという舌神経麻痺を引き当ててしまって、未だ完治にはほど遠い状態にあるわたしは、万一の場合一生残るかもしれない障害を負うことを考えると、どうしても硬膜外麻酔を受け入れることが出来なかったのです。
というわけで一晩苦しんだのですが、次の日の午前中にはもう歩けるようになり、寝返りも自分で打てるようになってからは嘘のように楽になり、あとは、点滴による痛み止めとの併用で乗り切ることが出来ました。
差し歯も折れず、輸血もしないですみました。
今回の病院では、手術と入院に関わって下さった先生たちも看護師さんたちも事務の人たちもお掃除のかたたちも、皆様、気持ちのよい対応をして下さって、昔、長期入院した大学病院で酷い目にあったために病院不信の気味のあるわたしも、嫌な思いをすることなく事態を乗り切ることが出来て、とても良かったと思っています。
手術の後は、これまではそんなものだと思っていたさまざまな不調が一挙に改善されて、実は、結構具合が悪かったんだなぁと、改めて思いました。
どうも、女は痛いのが当たり前というところがあって、特に女性器系の痛みはそんなものだと我慢してしまうところがあるのかもしれません。
苦しくて、寝返りやアイスノンの取り替えなどを一晩に何度も何度もお願いしたのですが、看護師さんたちはその都度、迅速に親切に対応して下さって、とてもありがたかったと思っています。
硬膜外麻酔による事故はまず起こらないということだったのですが、数年前に受けた親知らずの抜歯で、滅多に起こらないという舌神経麻痺を引き当ててしまって、未だ完治にはほど遠い状態にあるわたしは、万一の場合一生残るかもしれない障害を負うことを考えると、どうしても硬膜外麻酔を受け入れることが出来なかったのです。
というわけで一晩苦しんだのですが、次の日の午前中にはもう歩けるようになり、寝返りも自分で打てるようになってからは嘘のように楽になり、あとは、点滴による痛み止めとの併用で乗り切ることが出来ました。
差し歯も折れず、輸血もしないですみました。
* * *
今回の病院では、手術と入院に関わって下さった先生たちも看護師さんたちも事務の人たちもお掃除のかたたちも、皆様、気持ちのよい対応をして下さって、昔、長期入院した大学病院で酷い目にあったために病院不信の気味のあるわたしも、嫌な思いをすることなく事態を乗り切ることが出来て、とても良かったと思っています。
* * *
手術の後は、これまではそんなものだと思っていたさまざまな不調が一挙に改善されて、実は、結構具合が悪かったんだなぁと、改めて思いました。
どうも、女は痛いのが当たり前というところがあって、特に女性器系の痛みはそんなものだと我慢してしまうところがあるのかもしれません。
2011年07月05日
駒繋ぎに来た大和小灰蝶
紫式部
開腹詳細(その1)
胃の辺りにまで広がった巨大な卵巣嚢腫と子宮筋腫が見つかって、全身麻酔で、開腹による摘出手術を受けました。
確定診断は顕微鏡検査の結果を待たないと出来ないということで、退院した後も心配だったのですが、先に書いたように(2011年6月30日)、「悪性所見なし」との病理検査の結果を得ることができて、なんとか生還できたかな? と、一安心。
異常に気がついてからも、自覚的な体調はとっても良好で、痛みらしい痛みもなく、そう言われればちょっとおかしなところがある(あった)かも……という程度でしかなかったため、MRIの検査結果を聞きに行った時点でいきなり半月後には手術ということになって愕然としてしまいました。
これが痛くて痛くてしようがなくて診ていただいたとかなら、「手術でも何でもして、早く何とかしてくれろ〜〜っ!」となったのでしょうけど、なかなかまな板の鯉になる覚悟が定まらなくて、ジタバタしてしまいました。
半信半疑でネット検索してみると、この展開の速さはただ事ではなさそう……(__;)
最終的には、かかりつけの内科のお医者様の親身なアドヴァイスのおかげでやっと覚悟が決まりました。
このお医者様には本当にいろいろよくしていただいて、物凄〜く感謝しています。
そんなこんなと並行して、検査やら買い物やらその他諸々、手術のための準備も進めなくてはならず、体調を崩さないよう気をつけながらの大忙しの日々でした。
確定診断は顕微鏡検査の結果を待たないと出来ないということで、退院した後も心配だったのですが、先に書いたように(2011年6月30日)、「悪性所見なし」との病理検査の結果を得ることができて、なんとか生還できたかな? と、一安心。
異常に気がついてからも、自覚的な体調はとっても良好で、痛みらしい痛みもなく、そう言われればちょっとおかしなところがある(あった)かも……という程度でしかなかったため、MRIの検査結果を聞きに行った時点でいきなり半月後には手術ということになって愕然としてしまいました。
これが痛くて痛くてしようがなくて診ていただいたとかなら、「手術でも何でもして、早く何とかしてくれろ〜〜っ!」となったのでしょうけど、なかなかまな板の鯉になる覚悟が定まらなくて、ジタバタしてしまいました。
半信半疑でネット検索してみると、この展開の速さはただ事ではなさそう……(__;)
最終的には、かかりつけの内科のお医者様の親身なアドヴァイスのおかげでやっと覚悟が決まりました。
このお医者様には本当にいろいろよくしていただいて、物凄〜く感謝しています。
そんなこんなと並行して、検査やら買い物やらその他諸々、手術のための準備も進めなくてはならず、体調を崩さないよう気をつけながらの大忙しの日々でした。